これは「真空アーク放電法」という方法での実験です。

詳しいことはどこかにおいたままにして,バーチャル風になってますので,

順を追って,どうぞご覧ください。

 

@   これが実験に使う真空アーク蒸着装置。

密かに特許を持っているらしい。

ほぼ毎日こき使っているため,しばしばストライキを起こす。

       
A   実験開始。左手にあるスイッチを上げつつ,右手にある点弧棒

を引いてアークを発生させるのであるが,油断するとスイッチ部

がスパークし,火花が噴出する。Kくんの顔はその恐怖のために

少々引きつっているのである。

       
B   実験中の装置(チャンバ)内。これがプラズマっちゅうもんです。

材料によってこの色は様々で,眺めているととてもきれいなのだ

が,実は目に余りよろしくないのである。

でもやっぱり眺めちゃうんだな〜。

       
C   実験後。ジェイソン登場。ではなく,チャンバの掃除。

左手に持っているグラインダーでチャンバ表面を削るのであるが,

体力を消耗するため,あまりやりたくない作業である。

グラインダーは非常に危険な道具。気を抜くとたぶん大惨事。

       
D   実験だけでなく,分析も大切な仕事である。

パソコンの横にあるでっかいのはプラズマ中のイオンの量を測定

できる,すんばらしい装置なのだ。じつは1000万円くらいするのだ。

元が取れているかどうかは定かじゃないけど。